ひと手間を惜しまない 2023.10.19
介護する上で大切なことは、ひと手間を惜しまないこと。あれもこれもやらないといけないと思うかもしれないが、目の前のことを丁寧に、ひと手間を惜しまずやっていくことが大切だと思います。ひと手間ってどんなこと?朝起きたときに靴下を履いてもらう。寝てもらった時に足を挙上する。朝起きた際に、寝癖を整えてあげる。このちょっとしたひと手間が、ケアの質にもつながってくるし、施設の理念でもある尊厳を大切にする行動にもつながってくるのだと思います。やっている職員とやっていない職員がいるのは、なぜだろうか?やっている職員がいるということは、単なる時間が無いという問題ではないような気がする。以前にやっている職員が言っていた言葉を思い出す。「特別なことをやっているつもりはない。普通の施設にしたいだけ・・。普通に自分がやっていることと同じことをしているだけです。朝起きたら髪をとくのと同じで、利用者も同じだと思います。」「男の人も毎日、髭剃りをすると思います。それと同じで。特に髭剃りはしていないと伸びてしまい、より時間がかかるから、毎日する方がかえって時間がかからないから・・。」これって、利用者さまを思う気持ちと同時に、一緒に働く職員への思いやりだと思います。